
昼食を食べた「INDOCHINE」にて撮影
「ベトナム」というとまず最初にどんなことが思いつくでしょう?
経済発展、VISTA、ベトナム戦争、南北新幹線、アオザイ、フォー・・・などなどでしょうか?
今回訪問する前の「イメージ」と、実際に行って感じたことについて書こうと思います。
1.社会主義国であることについて
情報統制が行われており、インターネット、メールは検閲されてます。
ベトナム国内でインターネットで閲覧したサイトは当然ながら丸見えであるし、
他の国に送ったメールの内容が半分無くなっていたりということもあるらしい。
また、共産党員は超優遇!免許も学歴も「お金」で買えるんだとさ。
2.まじめな国民性
よく投資の本とかを読むと、ベトナムは「仏教国」で「勤勉な国民性」とか書いてあるけど、
実際は・・・
工場の現場では、ベトナム人労働者が「仕事をサボる」、「商品を盗む」
ということが大問題!!
進出企業の経営者にとって大きな悩みの種となっている。
とはいっても、根はまじめでプライドが高いベトナム人、
それなりのうまく働かせる「仕組み」を作ることが重要らしいです。
例えば、給与体系を「給料制」から「出来高制」にする。
働いた時間を基準に給料を払う「給料制」だと、ベトナム人の思考は
「いかにして仕事をサボるか」という点になりますが、これを「出来高制」にすると、
「どうすれば良くできるか」ということを考え生産性が高まります。
3.高い経済成長性
大変高い経済成長率を維持しているけど、問題点として「裾野産業が未成熟」という点がある。
「裾野産業が未成熟」と言うのは、例を挙げると、
「車産業はあるけど部品産業が未発達なので部品は海外から調達せざるをえない」とか
「原料はあっても加工できる技術力がない」ということ。
しかも、経済発展はODA(政府開発援助)頼みであり、
10億ドルもの政府開発援助をしている日本は
ベトナムにとって重要なパートナーとみられている。
4.安い人件費
人件費水準は、中国の1/4、バンコクの1/3の水準だけど、
ベトナムの人件費は10年で倍の水準になっている。
進出企業は、設備投資をするよりも、ベトナム人を雇ったほうが安いことから、
人件費水準の安さを競争優位に進出してきたけど、人件費水準は増加傾向。
また、上記の政治情勢や国民性等を考えると、今後ともこのビジネスモデルが
維持できるのかは疑問かなぁと。

ベトナムでも「ドラえもん」は大人気!!
posted by yassan at 21:49|
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